女性ホルモン等体験体感記(6;黄体ホルモン編)
続き.ただし扱う内容は少々変わります.
おそらく皆様ご存知かと思いますが,「女性ホルモン」というと以下の二種がありますよね.
- 卵胞ホルモン
- 黄体ホルモン
これらのうち,いわゆる「女性化」にもっぱら貢献するのは前者の卵胞ホルモンになります.
いままで見てきた薬品類も,すべてその類になります.
今回見ていくのは後者,黄体ホルモンの群になります.
黄体ホルモン
これについては,いわゆる「女性化」に貢献するかについては正直「諸説入り乱れている」というほかない状態なんですよね.
「効果がなかった」という人もいれば,「胸が大きくなった!」という人もいる,悪い例では「病んだ」という具合で.
ちなみに,ジェンクリで黄体ホルモンを注射に加えるときに受けた説明では「抗男性ホルモン効果に期待する面が大きい」とのことでした.
プロベラ 5mg・プロベラ 10mg・プロベラ 100mg
先発医薬品にあたるのがこちらのプロベラですね.
有効成分はそれぞれメドロキシプロゲステロン5mg・10mg・100mg.
私が黄体ホルモンを使い始めた頃には下のジェネリック医薬品が既に発売されていたので,これ自体は使ったことはないんですが,下のジェネリック医薬品は10mgのものしかな一方,こちらは5mgのものもあって,扱い自体は楽な面もあるのでないかと思います.
というのも,10mgは1回の服用量としては多すぎるんですよね.どうしても割って飲む必要が出てきてしまうのです.
ん?100mgはどこ行ったかって?
‥わかりました,一応掲示します
でもこれ,存在自体忘れていいと思いますよ?だって使用方法が,
通常成人1日2.5~15mg(0.03~0.15錠)を1~3回に分割経口投与する。
どうみても狂気の沙汰じゃないですか.
こういう場面で使うのが適切な表現なのかはわかりませんが,これを丸々飲んだりするのははっきり言って「オーバードーズ」の部類ですよ,正直*1‥.
マレフェMTF(MalefeMTF)
‥えっと,率直な第一印象を言いますね――「凄い名前だなおい」w
同じ感想の人は多かったんじゃないかと思いますw
有効成分は1錠あたりメドロキシプロゲステロン10mg.
ただし,この量では1回の服用では多すぎる感があるので,私は半分に割って1日2回服用していました.
効果は,‥あったんでしょうかねぇ.おまじないに近い感じで飲んでいました.
なお,私の胸はいまもぺったんこである旨明記しておきます‥
プロベラジェネリック(Meprate)
いまこの記事を書いてて存在を知りました.これは私が使ってた頃には扱いがなかったかな?
プロベラのジェネリックで,有効成分は「マレフェMTF」と同じく,メドロキシプロゲステロン10mg.
値段をみると「マレフェMTF」より安いんですね.
なので,今もし単体で買うとするならこっちを選ぶと思います.
所感
黄体ホルモンの効果としては冒頭でも書きましたが,ジェンクリで受けた説明「抗男性ホルモン効果に期待する面が大きい」というのが最も確実なところなのでしょうか.
実際,SRS後に同じジェンクリにホルモン注射に行ったら,卵胞ホルモン(プロギノン・デポー)だけになり,黄体ホルモンは外されてしまいましたし,病院を変えて婦人科に行ってみても,やはり黄体ホルモンは外されてましたし.
一応後者で「黄体ホルモンは?」と訊いたら「要らないでしょう」という反応でしたし.
なので,個人的には「おまじないとして飲んでおくのもアリかもしれないけど,必須ではない」という印象でしょうか.