日原古道再訪(20190505-2)
道の終わり
地図上の道の終わりが近づいてきました.
この道の終わりは広場のようになっており,今までと違って多くの人工物・古い人工物が散見されます.
すなわち,上のような景色が見えてきたらそれは「道の終わり」が近づいてきたことを意味します.
(古いコンクリートの台座のようなものが見えるのがわかるでしょうか‥?)
このコンクリートの台座と太いワイヤ(参考:私の足),昔はその正体がよくわかりませんでしたが,‥
この太さと大きく谷をまたいでいる点,もしかしたら古い索道の跡なのかもしれません.
こと3枚目の写真・山側にワイヤが張られているの,前回の探索では全く気付かなかったんですよね.
今回は時間不足で果たせなかったのですが,次回の探索ではこのワイヤを山側に辿ってみるのを一つの目標にしたいと思っています.
そしてこれが道の終わりの広場.この景色,日原古道の中でも私のお気に入りの景色の一つです.
なおここは,かつて対岸の鉱山で何らかの用途で使われていたものの跡ではないかと思われます.残存している遺構などもそういったものばかりですし.
たとえば,地形図上だとここには神社があることになっているんですよね.
実際にはこのような無残な姿となり果てていますが‥.
吊り橋
地形図上,この広場から対岸の鉱山には橋が架かっていることとなっています.
実際,このような大きな主塔はそびえ立っているのですが,何か違和感のある景色ですよね.近づいてみましょう.
見ての通り,すべて桁が落とされて渡れなくなっています.
それにしても,何度見ても不思議な光景です.RPGだと「見えない床」がある場所ですよね,これ.
この吊り橋は後に別の角度から見ることができるのですが,
写真の右下1/3ほどのところに,この吊り橋の主塔が映っているのがわかりますでしょうか?
この吊り橋,決して小さな吊り橋ではない,むしろかなり大きな吊り橋なのですが,架かっている渓谷と背景の鉱山があまりに雄大すぎます.
ちなみに,現在都下で最も高い橋が,この対岸の都道204号線・日原鍾乳洞線に架かる「倉沢橋」なのですが,現役時代のこの橋はそれをさらに凌駕していたのではないかと思います.
それも吊り橋で!現役時代に本当渡ってみたかった!
個人的に日原古道での最もお気に入りの箇所の一つがこの吊り橋です.到達難易度は決して低いわけではないのですが,「鬼難しい」というわけでもないですし(同行者は常に募集しておりますw).