ある日のわたしの日記

misora05のブログ本館.ネタは乱雑.

日原古道再訪(20190505-3)

日原古道(中盤・地形図にない部分)

日原古道中盤,導入部分
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地形図上の日原古道は先の広場のところで終わりに見えますが,「日原古道」という名前の通り,実際の道は日原まで続きます.

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その入り口がここになります.急に物々しい雰囲気になってきた感がありますね.

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実際,ここから先のほとんどの箇所で,道全体が埋もれ・崖側に傾斜していたほか,‥

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ひどい場所ではこのように路盤全体が落ちてなくなっているなど,今までとは難易度が段違いに高くなってきます.

また,道自体が日原川の崖沿いに沿ってかなり高くなっており,うっかり路盤を踏み外した場合の「死」が容易に想像できるのも嫌なポイントかもしれません.
私は以前来ていたこともあってあっさり歩いて行ってしまいましたが,まぁこれは「お姉ちゃんでは無理」と言われるのも納得です.

崖際の道と大崩壊
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道の行く先が白く明るくなってきました.これは基本的に嫌な予感しかしない状態ですが,実際,日原古道のうち,おそらくもっとも危険度が高いのがこのエリアになります.

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駒留の外は落ちたら日原川の谷底に真っ逆さまに落ちるだけの崖です.一応,落ちても怪我の心配だけはしなくていいと思われます.

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ここで駒留から崖下を覗き込んで撮影.写真だと高さが感じづらいのですが,谷底までは相当な高さがあります.
そして谷底に落ちている橋.いつかはあの橋まで到達したいなぁ.

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路肩が草で覆い隠されてる場所もあり,意外と「高さ」は感じづらいこともあるのですが,路肩には寄らないよう法面の崖にべったり張り付いて進みます.

やがて,路盤がどんどん狭まっていき,木々の生える場所もなくなり,対岸の鉱山がよく見えるようになってきました.

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絶景.さて,この状態になったということは,‥

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私の進む道も崩壊を起こしてこうなります.「ここを行くなんて正気か?」とは言われますが,‥

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突破.まぁ「本来」論でいうなら,こんな場面に出くわしたらさっさと撤退するのが吉ではあるとは思います.

崖路の続き
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先ほどの大崩壊を突破すると,このように打って変わって平穏な道に戻ります.
初回の日原古道訪問の際も,この道のこの光景が目の端に映ったので,先ほどの大崩壊を強引に突破したとかそんな経緯があったりします.

ここから先,日原古道はどんどん高度を下げ,日原川の川床に近付いていきます.

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まぁ,まだこのように気の抜けない崩壊はあるのですが,先ほどの大崩壊以前より難易度はぐっと下がったと言っていいでしょう.

やがて日原古道は杉林の中を通過することになるのですが,ここで想定外の出来事が.

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この杉林の中の道,大雨か雪の影響か,ひどく荒れ果てていました.
「落ちたら死ぬ」というような緊迫感はないのですけど,脚に傷を負うことだけは避けることができず,この区間で脚が傷だらけになってしまいました‥.

以前は結構写真を撮りながらすたすた歩いた区間ですが,今回はさすがにそうもできず,折れた杉の木や枝を避けながら苦しみながらの行軍と相成りました.

この杉林を抜けると,日原古道は沢をまたぎ,日原古道の地形図にない区間は終了します.

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ちなみにこの沢の上流側を見ると,こんな素敵な連瀑?になっていたりします.この景色も好きですね.