奥多摩散策(20150720-2)
奥多摩駅には着いたもののそこで大雨に降られてしまい,止むことに賭けてバスに飛び乗ったものの,不安そのものだったのは否めないところだった(行き当たりばったりともいう).
実際道中,道が川になってたり,その中をずぶ濡れの親子連れが歩いていたりと結構悲惨な状況ではあったものの,終点・東日原に着いたら小雨~止んでおり,ほっと一安心.
ということで,
奥多摩駅~東日原~日原鍾乳洞~東日原
川乗橋付近から日原鍾乳洞までの地図が左,その中から日原集落付近を拡大したのが右.
平日はバスで日原鍾乳洞まで行けるものの,休日は日原集落の手前・東日原までしか行けず,そこから鍾乳洞までの約2km(案内板による)は徒歩となる.
普通逆のような気もするけど,日原鍾乳洞バス停の付近は休日著しく混雑することがある上,そこでバスがUターンするスペースがほぼないことを考えるとその方が妥当なのかな.
日原集落
白丸駅~奥多摩駅の道中に「奥多摩は関東随一の急峻な地形」などと書かれた説明版があったけど,バスから降りるとすぐにこんな具合.先ほどの雨のせいか霧が出ていたのが良い雰囲気だった(霧好き).
この日原集落内を都道204号線(日原街道)が通ってるんだけど,全体的に道幅が狭いこの路線の中でもここはもっとも運転が難しいエリアなんじゃないかと思う.
すれ違いができないほど狭い区間はここ以外にも結構あるんだけど,集落の真ん中を貫くうえ道が曲がりくねっており,さらに,徒歩の人・自転車.日原鍾乳洞に向かう車が集中しているのがきつい.徒歩でも一部歩くのが難しいほどだった.
集落のもっとも上の付近にあった建物.都道に近いごく一部に入居者がわずかにいる他はほとんどの建物が廃墟化していたけど,これは奥多摩工業の寮らしい.
しかしこの建物,建っている場所のせいかちょっとした異世界感がある.霧が立ち込めていたら完全に異世界だった.
険しい集落のもっとも上なだけあって眺めは最高だった.夏でも涼しいし,正直住んでみたくもある.
林道~都道復帰
その後,日原集落のいちばん上から都道に下りようとして適当に道をたどってみたところ,どうやら林道に入ってしまったらしい.
この道は絶対間違ってるw
そして戻ろうとしたら一気に霧に巻かれた.元々霧が好きで,特に霧の立ち込めた谷や森・湖は本当に大好きなんだけど,都内(間違いなく都内ですよ)でこういう光景を見られるというのは東京に来るまで想像していなかった.
そういえば,東京に来たあと「東京観光」と称して真っ先に行った場所がここ日原だった.「奥多摩を東京観光とは言わない」とはよく言われるんだけど,どこまでが「東京観光」なんだろう?
集落内に戻ったら霧が晴れてきた.そして猫と遭遇.
日原鍾乳洞への道・日原鍾乳洞周辺
日原集落の出口(日原鍾乳洞側)付近から稲村岩を見る.
この稲村岩,あとで調べたら頂上まで道が続いており,登れるらしい.‥けどこれは今後の課題かな.正直ちょっと自信ない.
先ほどの雨のせいか,それ以外の要因もあるのか,道のはるか下の日原川は相当濁ってた.
小川谷橋橋上から日原鍾乳洞方面を望む.
階段があればとりあえず降りてみる.(見た目通り結構急なうえ,濡れてたせいもありそこそこ滑った.)
谷間の川沿いってほんと涼しいな.
私が日原鍾乳洞入口に着いたのは16:30頃.入洞できるぎりぎりの時刻だった(営業時間は8:00-17:00,入洞できるのは16:30まで)けど,まだ入洞する人がいた.というか車列がまだ続いていた.
ところで,ここまで来て鍾乳洞の入り口だけ見て帰る人ってあんまりいないよね.
鍾乳洞対岸の巨大な断崖・燕岩.これを捉えるのにこのカメラでは小さすぎる.
燕岩の真下は通行止めで洞門を建設してた.洞門があまりに小さく見えるほど燕岩が大きい.
小川谷橋.木が邪魔でうまく写らない‥.
再び日原集落そして日原トンネル(一原バス停)
やっぱすごい場所だよ,日原.
東日原でバスを待つには時間が少々余ったので,歩いて次の一原バス停まで行くことに.
日原トンネル.その横に旧道っぽいものが見えたのでこれも次回以降行くことにしましょう.
(ただこの旧道付近,地形図が非常に不穏‥というか,その真上がちょうどこんな具合である時点であからさまに不穏な空気が漂ってるんだよなー.正直,すぐに「無理」ということになると思う.)
日原トンネル付近から日原集落(写っていないけど)の方を向いて撮影.雲がいい雰囲気だった.
ここでバスが来たので乗車.川乗橋バス停までバスで移動します.