ある日のわたしの日記

misora05のブログ本館.ネタは乱雑.

女性ホルモン等体験体感記(1;結合型エストロゲン製剤)

ふとアクセスログを見てみたら,「人体実験」ねたが妙に人気だったので,今日から何回かにわけてつらつらと書いていこうと思います.

あ,「人体実験」といっても,「男の体に女性ホルモンを投与したらどうなるのか?」という,まぁノーリスクではないですが,今からすると「恒例のイベント」と化した内容にすぎませんからねw

一応私の考えを書いておくと,女性ホルモンのフライングは「やろうと思ったなら,躊躇せず自己責任でやってしまえ」という考えかな.
というのも,女性ホルモンなどの投与を行わずに進む「男性化」も,女性ホルモンの投与によって起きる「女性化」同様非可逆的で,しかも私も含む性別違和持ちにとっては,往々にして前者の方がより致命的なので.
それに,私自身が覚悟のうえでフライングした人だし,ね.

なお,私自身は医学的な知識があるわけではないですし,あくまで実体験ベースで書いていく予定です.
したがって,「使ったことがない」という理由で飛ばしてしまうものも多数あるんじゃないかと思います.すまぬ.

結合型エストロゲン製剤

おなじみ「プレマリン」(ちなみに,左がニュージーランド版,右がアイルランド版らしい),およびそのジェネリック
ちなみに,プレマリンの有効成分は結合型エストロゲン0.625mg

効き目は比較的大人しめで,この系統から女性ホルモンを使い始めた人も多いんじゃないかと思います.
そして,効き目の大人しさに苛立って,より強力なものを選ぶ――MtFあるあるですね.私もそのクチでした.

エストロモン

プレマリンジェネリック結合型エストロゲン0.625mg.この箱,この顔に見覚えがある人も多いんじゃないでしょうかw

プレマリンに比べてお手頃な価格で手が出しやすく,「これが最初の女性ホルモン剤だった」というMtF諸姉も多いのではないかと思います.私もそうでした.
なおこれ,SRS後にタイの薬局に行ったら480バーツ(1500円強程度)という,驚きの安さで売ってました.

プレモン(0.625mg)プレモン(1.25mg)

これもプレマリンジェネリック.左の青が結合型エストロゲン0.625mg,右の赤が結合型エストロゲン1.25mg

当初エストロモンを買ってた頃にはこれが出てなかったんですが,こちらの方が安い・1.25mgのものもあって取り扱いが楽なことから,出た後で乗り換えました.

所感

効果のほどはうーん‥.結合型エストロゲン製剤は効き目はそこまで強くはないから‥.
SRS後――タイでホルモン切れのせいか体調を激しく崩してたが,エストロモン数錠で立て直した――だったり睾丸を抜いた後ならともかく,それより前なら別な何か,たとえば抗男性ホルモン剤などの併用が必須だと個人的には思います.

なお,私の使用量はSRS前は1日6錠*1,SRS後は1日3錠程度*2
SRS(除睾)の効果がよくわかりますね‥.


おまけ

その「併用」ですが,たとえばこういうセットがありますね.

プレモン(0.625mg) or プレモン(1.25mg)マレフェMTF(メドロキシプロゲステロン10mg;黄体ホルモン剤)のセット.

個人的には抗男性ホルモン剤との併用の方が,性別移行当初は効果的だと思うんですが,抗男性ホルモン剤は扱いが少々難しいですし,移行がある程度進んで以降,黄体ホルモンの作用に期待するこの組み合わせもアリなのかなと思います.


つづく

misora05.hatenadiary.com

*1:これで効果が薄い.

*2:これで効果がある.