ある日のわたしの日記

misora05のブログ本館.ネタは乱雑.

日原古道(20160505-1)

大沢~点線道路の終端

点線道路の入り口まで

「大沢」バス停でバスを降り,あの日原古道の一部と思わしき点線道路の入口を目指します.

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写真中央やや左寄りの部分が大沢集落だと思う‥のですが,結構高度差がありますね.

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(約20分後)はい,着きました.写真中央付近がさっき写真を撮った場所.
気温が下がっても困るのでスプリングコートを羽織ってきましたが,正直この時点で後悔してました.気温は高い‥というかむしろ暑いし,デニムワンピースだけで充分だった気がします.

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道が細くなりました(ただの実線の道になった).

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点線道路になりました.いよいよ‥ですね.
停めてある車の持ち主がどこに行ったのかは少々気になりましたが,結論から言うと,彼ら――3人組のおじさんたちでした――には道中で会いました.「道がないので引き返してきた」とのこと.
私の素性が気になったらしいので,「『古道』という案内を読んできました.そういうのは大好きなので」と答えたところ,「一人で?!よくやる!」とたいそう驚いた様子でした‥.
まぁ,女?一人でこんなところを,古道目当てで歩くとか珍しくはあるのかも.

点線道路・道中

日原古道序盤の様子はこんな具合.

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なんて素敵な道!(わかってくれこの感情.)
道は写真のとおり少々荒れてましたが,全体的には歩きやすく,充分楽しめるんじゃないかと思います(たぶん).

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もっとも,「断崖絶壁」の説明のとおり,「落ちたら死ぬ」レベルの崖はこの時点で既に出てきていました.が,路盤が安定しており道幅も広く,ぶっちゃけ落ちません.
むしろ爽快ですらあります.

なぜ荒れてなかったのかは気になったのですが,

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なるほど,これか.この他にも林業用の通路として使われている形跡もありましたし,一応「現役」なのですね.

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これを過ぎると道がやや荒れてきましたが,まだ苦労せずに歩ける範囲でしょう.

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ところで,ところどころに水道設備があったのですが,この設備って生きてるんでしょうか.

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そして至った最後の鉄塔.ここから先は誰にも使われていないのかもしれないし,そうなると危険度は増しますね.
(鉄塔越しに倉沢橋が見えた.倉沢橋は確か,都下で最も高い橋だったような.)

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いきなり不安な予感の道に.

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‥と思ったけど,大した変化はなかったので一安心.
ここまで来るとこの道も(地形図上は)そろそろ終点なのですが,ここで急に色々なものが出てきました.

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太いワイヤとか(参考:私の足),

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コンクリートの台座?とか,

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パイプとか.このパイプはさっきの水道設備の続きかな?

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対岸は奥多摩工業の鉱山.すごい景色.

道の終点

点線道路の終点は広場になっていました.地形図ではここから対岸に橋が出ていますね.
そういえば,この橋は対岸の奥多摩工業の敷地内に消えてますし,先程の人工物(の残骸)といい,この周辺って元々は鉱山関係の設備だったのかも.

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それにしてもこの広場の綺麗なこと!私こういうの大好きです.

ところで,この広場には神社があるはずなのですが‥.ないな.

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探したら一応それらしきものはありました.無残な姿となり果ててましたが.
恐らくここはもう使われていない場所なのでしょう.

この日私が最も気に入った景色の一つがこの橋でした.
絶対これは惚れる人が私以外にもいるはず!

この橋,対岸が鉱山設備だということもあり,正直渡れなさそうな気は来る前からしていました.
が,行けるところまでは行ってみましょう.

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吊り橋‥?にしてはあるはずのものがないですね.
接近します.

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!!!!
‥えっと,どういうことなのかというと.
橋自体は架かってました.ただ,桁がすべて落とされて渡れない状態となっていました.

そしてなんという高さ.現在東京都下で最も高い橋は先程撮った倉沢橋だったと思いますが,これはそれを遙かに凌いでいるのではないかと思います.
しかも吊り橋で!現役時代に渡ってみたかった.

それにしても不思議な景色.まるで透明な床があるみたい.
「空の架け橋」という単語がとっさに頭に浮かびました.

この橋の高さは少々後に思い知ることとなりました.
もう少し道を進んだ先でこの橋の架かっている場所を見ることができたのですが,その写真がこれ.

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谷底が見えない‥.なんて高さなの‥.

そしてこれを見たとき,自分が尋常ではない高さの崖っぷちにいることにようやく気づきました(遅い).


まとめ

ここまでの道は後半やや荒れたところはあるものの,全体的に安定しています.
歩くことを普通に楽しめますし,終点の広場には見所も多いですし,散策にはちょうど良い具合でした.*1

地形図上の道はこれでおしまい.
ですが,道自体はまだ続いていたのでそちらへ向かいます.れっつごー.

*1:あくまで私は,ですが.