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自分史最終章 Part-2

性別の話(通院記録)

続き.


未来への展望

私にとって「自身が男」ということは,もはや身体的な意味においても社会的な取り扱いという意味においても受け入れがたい.
そもそも,男として生きるなら当たり前にこなせていなければならない事柄,たとえば「男のスーツで仕事をする」とか「性別欄の「男」に丸をつける」といったことすら嫌悪感により満足にできず,そのできない事柄が増えていく一方である以上,「男」という生活はいずれ限界を迎えると思う.あるいは,すでに限界に達しているのかもしれない.

  • 正直言うと,結構限界を感じている.
  • 第一,「女っぽい」っていう振る舞いや生活を止められなくなってしまっているあたり,完全に破綻してますよね.


一方,「女」として振る舞うこと・そう扱われることについては,身体に反するという考えを持っていた期間・その考えから「女」から距離を置いた期間が非常に長かったこと,そしてその考えが抜けきっていないことから,いまだ疑問を感じないわけではない.(身体をみるたびに自信を失うことも大きな要因としてあろう.)
しかし一方で「馴染む」という感情,そして「それをやめたくない」という感情,何より「こちらの方が生きやすい」という感情が強くあるのもまた事実である.
身体的な面においても,女性ホルモンを投与するなどし,いわば中途半端な存在と化した身体の方が,男のそれと比べてもより望ましく思える.これによる身体の変化は,「身長が伸びたこと」を除けばほぼ唯一の,私にとって嬉しいと思える身体の変化だった.

  • 「女とは思えない」「けど,そう振る舞って・そう扱われた方がずっと気楽」「なのでそれを止めたくない・続けていたい」.
  • 身体もそう.キメラチックだけど,男からかけ離れた存在になっていくのには結構満足が行った.
  • 複雑だけど,これが本心.
  • こんな状態だし,「女」ってことにしといた方がいいと思う.「女とは思えない」は自信のなさゆえに‥ってことにして.


したがって私は,当面身体的な治療を継続し・将来――さきに述べた,「女」への否定的な考えが抜け,自身の性別をある程度自信を持って言えるようになった時点を想定――においては,身体的な性別とは完全に逆の性別での生活を希望する.
なお,これに際しては,戸籍上の性別も含めすべてを変更することを希望する.中途半端であることは望まない.

  • 結論としてだけど,やはりメンタルがパスってない状態で無理やり性別移行を急激に進めるのは危ないと思う.
  • もちろん,将来的には逆の方がいいけどね.
  • 「中途半端」っていうのは,書類上「男」の痕跡を残してしまうと,私がそれにもろに引きずられるのが見えるから.それは嫌だ.

こんな具合.私が生き残るには現状これが最適な答えだと思う.